

食の大切さを告知するものとして、誰もが手軽にバランスのよい食べ方を理解できるツールとして。「何をどれだけ食べたらよいか」をわかりやすくコマのイラストで示したものを、平成17年6月に農林水産省と厚生労働省で策定されたのが、「食事バランスガイド」です。
和歌山県では、この厚生労働省及び農林水産省が決定した「食事バランスガイド」に基づき、より身近に日常の食事に活用していただけるよう、季節ごとの地域食材や、郷土料理を取り入れた和歌山独自の工夫が凝らされています。
紀州わかやま「食事バランスガイド」は、
和歌山県果樹園芸課からダウンロード(リンク)することができます。
イラストのみかた
このイラストは一日の食事に望ましいおおよその量を「コマのイラスト」で表しており、これより少ないとコマは回転が足りずに止まってしまい、多いとバランスが崩れますよ。ということを示しています。コマ本体のイラストは、上から
- ごはんやパン、麺類などの「主食」
- 野菜、きのこやおイモ、海藻料理などのサラダやお惣菜、お味噌汁の「副菜」
- 肉や魚、卵や大豆料理の「主菜」
- カルシウの補給となる「牛乳・乳製品」
- 毎日200gを目安に摂取したい「果物」を表しています。
そしてコマの芯・主軸になっているのは「水・お茶(ジュースなどは含まない)」。コマの横にある小さな帯は「菓子・嗜好飲料」で、コマのヒモのようなもの。「楽しく適度に」と書かれているように、コマを回すためのきっかけぐらいに考えて下さい。そしてそのまわりを走っているのは「運動」するミカンのイメージ。運動をすることで、コマがより安定してまわります。
これらを毎日バランス良く摂取することで、健康的な生活を楽しむことができるんですね。
お料理のイラストの意味
さて、いよいよ本題。コマの中にはいろんなお料理のイラストが書かれていますが、「この通りに献立を作りましょう。」というわけではありません。朝はパン食という方や社会人のお昼ごはんなど、食生活は人によってさまざまですし、その日の気分で和・洋・中など楽しみたいですから。
お料理例はあくまで目安で、大事なことはお料理をそれぞれ、1つ。2つ。と一品ごとに数えること。「食事バランスガイド」では、これを「SV(サービング:食事の提供量の単位)」で表し、一日あたり、主食なら5〜7つ。副菜なら5〜6つ。主菜なら3〜5つ。という基準で説明しています。

この図を見ていただければわかるように、さきほどの「SV」と、イラストの数がそれぞれ対応しているのがわかります。主食で言えば、左から「茶がゆ(1つ)+めはりずし2個(2つ)+梅ごはん2杯(2つ)+柿の葉寿司2個(1つ)で、一般成人の適量である、一日合計6つ(SV)です。もちろん料理の内容や材料、調理方法によって数値は異なります。
毎日・毎回の意識付け
同じお米でも、チャーハンでは油が入ってきますし、カレーライスだと1品で「ごはん(主食2つ)+具の野菜(副菜1つ)+肉(主菜1つ)」ぐらいになります。にぎり寿司ならば、8カンで「ごはん(主食2つ)+魚(主菜2つ)」のようです。また鍋料理などであれば肉の主菜と野菜の副菜が一緒になるので、厳密に言えば材料からの計算になりますし、家族みんなが何回おかわりをしたか、が計算の目安になってきます。
カロリーの計算は、専門の栄養士さんでなければ計算できないかもしれませんが、一品ごとにいくつ、と数えれば難しいことはありません。その人、そのご家族のライフスタイルにあわせて、健康な食事を楽しむことが一番大切です。
自分の食生活をチェックしてみましょう
およその内容はご理解いただけましたか?
ではとにかく「やってみること」が一番です。農林水産省が用意している「食事バランスガイド」で実践 毎日の食生活チェックブック(PDF:438KB)」では、記入方法や主な料理の「つ(サービング数)」、一日分の適量や体型チェックなど詳しく書かれています。これをダウンロードしていただき、ご家族の人数分をプリントしてください。
一日分の食事の内容を、それぞれがコマに塗っていき、一日のトータルや週間トータルをチェックすれば、面白い結果が出てくるかもしれません。SVがわかりにくいお子さんはご両親が代わりに記入してあげるなど、みんなで楽しく作り上げていきましょう。